先日茶臼岳に登ってきました。
登り始めてしばらくすると身体が急に軽くなり駆け上りたい衝動にかられた。
がまんできず駆け足で登ってみたが疲れない、不思議な感覚だった。
ここ数ヶ月密度濃くプラーナヤーマを実践しているからなのだろうか。
心臓が激しく動きすぎず、一定で、身体への負担がかなり軽減されているようだ。
駆け足を止めて、適度な呼吸のリズムと歩で足場を一歩、一歩踏みしめていくと
目の前には自分と山の斜面しかなくなり、集中して心地良い状態になる。
この感覚は登頂まで続いてそのまま登り切ることができた。
ずっとみていたいと思ったのは雲が目の下で大きく広がっている風景。
どこまでも自分が拡大し躍動するような気がした。
茶臼岳の頂上部付近は岩だらけで急な岩肌をよじ登っていく。上がっていけばいくほどワクワクし楽しくてしょうがなかった。
頂上付近に飛び交う無数のトンボたちの静かな羽音。
トンボはあとからあとから飛んできて切れ目なく、青い空と白い岩しかないそこはこの世のものではないようにみえた。
山登りと同じように
人生も私らしい歩で
一歩、一歩。