先月、新潟県へ行ってきました。
今回は山から日の出をみるために深夜に車で東京を出発。
湯沢ICで高速を降りてから街中を抜けてどんどん山道へ。
動物などに気をつけながらぐるぐる細い山道を通っていると
霧が濃くなり平衡感覚が若干おかしくなる瞬間もあり
異次元に迷い込んだかのような錯覚になりました。
そんな怪しげな真っ暗で細い道をひたすら登り
3時間半ノンストップで運転してやっとたどり着いたスポットは誰もいなくて一人。
熊出没注意🐻なんて看板もあるのでビビる私。
ゆっくりと暗闇の中、腰を落ち着けて虫の鳴き声を聞きいていると
恐怖もやわらいでいった。
だんだんと薄っすら明るくなってきて
日の出が現れるまでゆっくりと変化する美しい景色をただ黙ってみていました。
クリックすると撮影した日の出の動画(23秒ぐらいの短いもの)が見れます。
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みている時はただただ頭が停止して、心がその景色に溶け込むような感覚で余計なことなんか一切浮かばなかった。
この感覚はここ1ヶ月半真剣に取り組んでいる「する」を落とす瞑想で体験する
深い意識状態になった時の感覚と似ているなぁと思いました。
日本の山々の谷間から浮かび出た日の出のエネルギーは
光が全てを照らし、穏やかで、生命に息吹きのささやきをしているかのようでした。
するを落とす瞑想の進捗を少しだけ書くと
自我(自分だと思い込んでいるもの)がやりたいあれこれはほぼ思い込み
なんだなと腑に落ちつつあります。
自分だと思い込んでいるものを誤魔化したりせずに剥がし削ぎ落としていくと
垣間見える内側の静寂。
その静寂の感覚に寄り添っています。