農作業のことを昔は野良仕事といっていた。「野」を「良」くする仕事だ。
小さい頃そんなことを聞いた事があります。
本当に言葉どうりだなぁと思うことをいろいろ体験してきました。
■草刈機 編■
扱い方を学ぶ草刈機は4ストローク。
※2ストロークは振動が荒いらしいです。マニアック!笑
注意事項と扱い方を教えてもらってレッツトライ!
エンジンは紐を引っ張ってかけるんだけれど
コツがわかってないとうんともすんとも言ってくれない。
紐を素早く真っ直ぐに引くことを意識して
数回チャレンジしたらやっとかかりました。
ハンドルを握るとウィィィィィン!!!とけたたましく唸りながら高速回転する歯。
振動と音に気分が高揚して
刈ってやるぜ!うへへ!!
ってエンジンをふかしてなんだかジェイソンみたいな気分に笑
(草刈り前)
(草刈り後)
なかなか草が絡まったりして上手くできない。
草はただ闇雲に刈るんじゃなく、残った草が生えている草の上に乗らないように進路を考えてやっていくんです。
なので意外と頭も使いながらの作業。
炎天下、汗だくになりながら没頭。
作業合間の休憩時間には、くんできた湧水を飲みながら扇風機の前で涼みます。
セミの鳴く声を聞きながら心地よい風に当たり目をつぶると「無」になって
魂と心と身体が整ったと感じる瞬間があった。
サウナマニアの人が「サウナからでた後に魂心体が整う瞬間がある」って言っていたが、草刈り後の休憩中も同じような感じだと思う。
自然と触れ合いながら身体を動かしていくと、思考、感情、身体が一体化しやすくなるので
調和的でありながら心地良いと感じる瞬間が多く訪れます。
昔の人はしっかりと根を張り大地と共に生きていたんだなぁ、、、。
■耕運機 編■
お次は
デデンッ!耕運機!!笑
写真だと小さめに見えるけど結構大きいよ!
堅い地面をほぐしていく作業は機械から伝わる振動が一定ではなく、刻々と変化していくのが
馬を操っているみたいで面白かった〜!!
まっすぐ進んでいるか気をつけながら動かすものの
硬い土に当たると急に左右にハンドル取られるの。
その気まぐれで動きが変わる予測できそうでできない感じがまさにプチ暴れ馬のようでした。
機械の様子をうかがいながら土のほぐれ具合いのバランスをみて
深く掘り進めていくと土の感触がどんどん柔らかくなっていくんだよね。
粘土質が強めの土だからほぐすために何往復もします。
今回は時間がなくてお試しの3往復ぐらいで止めてしまったが
本来は最低でも7往復しないと柔らかくならないんだって。
次回はもっとガッツリ体験できるといいな。
土をほぐしているとセラピーと同じだなぁなんてふと思った。
(庭にたくさん生えているミョウガ)
雑草の根がびっしり食い込んでいる堅い部分を何度も何度も砕いていく作業は
セラピーの時クライアントさんの土台を丁寧に確認しながら
びっしり癖づいた根深い根と土をほぐしていくのと似てると思うんだよね。
土をほぐすまでの工程には、人生の大事な豊かさがたくさん詰まっていました。
自然と距離が近くなって感じた世界はとても調和的です。
自然と対話しながら目の前にある「今」に全力集中できて幸せでした。